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2006年5月29日 (月)

【映画】「男たちの大和YAMATO」

http://www.toei-video.co.jp/DVD/sp21/yamato.html

8月4日にDVD発売とのこと。。。予約しないと^^;

この作品は映画館で。。。4回見ました!

原作は辺見じゅんさんの実際の取材の記録なんですが、映画作品はこれは私にとって印象深いものであり、とても重いものでした・・・

撮影の舞台セットが尾道の向島の造船所にできたということもあります。尾道は那須香大阪天文台の発祥の地。私の第二の故郷といってもいいところです。向島も駅前フェリーなどでよく通った場所です。あの造船所がね~って思いました^^

さて、作品の【評判】はとにかくも戦争の一面を伝えるにじゅうぶんな作品とのことですが、私にとっては非常に重いものでした。とにかくポイント、ポイントで泣かずにはいられない・・・何しろセリフが広島弁・・・

聞きなれた言葉で言われると・・・「待っちょるけね!」というところで、思わず映画館で「そがんとこで待ちよったらいけんが!!」と涙ながらにつぶやいいてしまうこともありました。。。(周りの人は泣いていたのであまり目立たなかったと思いますけど。。。)

タイトルと逆に「女たちの大和」もしっかりと描かれていて、戦争で家族を、人々を守るために命を投げ出す男たちと、戦いのなかで巻き込まれ犠牲になってゆく女性、後にのこされた家族たち・・・

その姿が「映画」「作品」という飾ったものではなく、普段の生活、普段の言葉で感じられるところがこの映画のはずせないところだと思います。「反戦」「反核」を前面にテーマとして出してつくられた作品ではないけれど、見終わった後に戦争について「こがんなこといけん!(こんなことはいけない)」と強く思わせてくれる作品です。

育ての親である祖父は戦争当時、海軍の従軍調理師でしたが・・・映画の呉大空襲のシーンも他人事ではないのです・・・やはり祖父母は戦争のことをあまり話したことはありませんでした。両親や叔父、叔母からの話では、映画でも描かれていましたが凄惨なものだったようです。工場は民間であろうが爆撃され、「戦意喪失」を目的に市民も爆撃や機銃弾の標的になって死んでゆく・・・・

その「子ども」が今度は空襲後が残る大阪で少年になり、長崎と広島で大人に育ってゆく。。。旅とは運命のめぐりあわせでしょうか・・・

今日は「旅立ち」の列車、西へ旅立つときはいつもこの列車。人の命の儚さを感じながら旅立ってゆくには立派な特急列車より、この列車で鉄路の音を感じて・・・・今では岡山~広島あたりでまだ健在とか・・・・昔の想いをたどって行きたくもなりますね。

08130023

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コメント

 前回、私も戦争についてブログで記事にしましたが、やはりどんな状況であっても最悪の手段である戦争をしてはいけないということにつきるのだと思います。
 「勝てば官軍」のように単純なものでもなく、勝った側であっても戦争体験によってその後の人生に支障をきたす人もいるなど、戦争には勝者はいないのですし、戦時下では尊い人命が簡単におろそかにされやすくなることが人間の本質なのか、悲しく虚しいことしかもたらしませんね。

 今回の映画は極力客観的な視点でアプローチしようと徹したらしいですが、なすかさんがおっしゃるように、実際はもっと凄惨で酷い状況だった~と戦争体験者の手記にもありました。まして、慣れ親しんだ言葉で表現されると辛いでしょうね。
 こちらの記事にありますように、身内の方が目の前で体験された事実を伺うと、より胸が痛み切なくなるのだろうと思います。

 このような真実の歴史を後世に伝え、二度と過ちが起きないように発信し続けることが大切だと思いました。
 しかし、これらの重すぎるほどの歴史があったのに、イラクでのあの民間人への無差別な空爆などはどうにも理解出来ない愚かなことでした。

 石油利権のためであれば、大義名分を掲げどんなことをしても正当化してしまうというのは、もはや戦略ではなく、侵略にほかならないのです。人間は賢くなれないのでしょうか。

投稿: ルーシー | 2006年5月30日 (火) 03時05分

記事をトラバさせていただきました。
「大和」は旧海軍の象徴でもありましたし、同時に戦争の真実を語る象徴でもあったと思います。

主に海軍の士官の食事をまかなっていた祖父は、戦時下であっても日常は明るく振舞う人々の姿も見てきたようです。そして空襲や命を失う兵士、残された遺族の姿も・・・
戦争は国が行い、テロは指導者が行い、犯罪は加害者の利害で行われます。
そしてその凄惨さ、悲しみ、苦しみを背負うのは市民です。これを忘れたときに悲劇は繰り返されます。
守るものがあって、そのために悲しみを背負うことにもなるのが人間と言ってしまえば、歴史も何度でも繰り返されてしまいます。

「負けて目覚める」の言葉の示すように、過去の歴史から学ぶことを忘れてはならないのでしょう。

私は直接の体験者ではありませんが、私が忘れたら祖父の純粋な努力も、祖母の悲しみも忘れられてしまうでしょう。

投稿: なすか | 2006年6月 1日 (木) 22時54分

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